95年のニューヨークです。
TWILOは当時、音がいいと評判のCLUB でした。
この後、96年の春 にかけて大型クラブの音響インストールを勉強させてもらうことになりました。
ツイーターは吊り下げ式。
大型サブベース、バーサの内部。
このきのこみたいな内部にメインのスピーカーが仕込まれている。
当時NEW YORKで大変お世話になった、80年代末の東京のクラブブーム仕掛け人のひとり、”DJゴングショー”の吉岡さん。
音響エンジニアのSTEVE。 メンテナンスは毎週水曜日。 毎回、辞書を片手に、一言も聞き漏らさない構えのわたし。
興味深い知恵が沢山!。
例えば、下の写真をご覧ください。
この大箱で、スピーカーケーブルはアンプルームから何十メートルも延ばされるのですが、
こんなに細~いものを使っています。
これば実は某メーカーのあるタイプのスピーカーケーブルです。
よく、”スピーカーケーブルは短いほうがいい”などといわれ、
アンプをスピーカーのそばへ置いて、ラインケーブルを長~く延ばしている設置を見かけます。
これは、必ずしも、正解ではないかもしれません。
インピーダンスの関係で、
実際はスピーカーケーブルを延ばすより、ラインケーブルを延ばしたほうが音質が劣化するのではないか、
という考え方もあるのです。
このSTEVE をはじめ、日本のOKADAさんなどわたしの知る何人かはこの説をとなえています。
近く、そんな同様のジャマイカ人エンジニアのスタイルも紹介します。
実際、この箱、
とにかくぶりぶりでした。
かつ、フルレンジから高域のクリアーなこと!
バーサによる低域は”ハードコア!”という単語がふさわしいかと思われます。
1999年のTWILO in NY。JUNIOR VASQUEZがくりひろげる世界は、まさにハードコアでした。デカ箱&客層&ブットイ四つ打ち!バーサーがこれでもか!とスタックされていたことは鮮明に記憶しています。爆音の一言(けっしてうるさくないところがポイント)。当時のサウンドシステムはClub Shelterにて現役で活躍しているそうです。
貴重な写真、沢山持ってるよね?